日本人の野菜・果物離れがすすんでいますが、実は、野菜や果物を日常的にたべることがメンタルヘルスに、とても良いということがわかっています。
ストレス対処法と言うと、考え方を変えたり気持ちをリラックスさせたりするなど「心に関する方法」が浮かぶと思いますが、栄養バランスのよい食事を摂るという体からのアプローチも効果的であること、知っていましたか?
例えば、ある研究によると、果物や野菜を食べる日が多い人は、食べない人に比べ心の健康度が高まると予測されています。
また、一日に食べる果物や野菜の量を増やすことで生活満足度が高くなる可能性も示されています。
もし最近ストレスを抱えがちなら、いつもの食事に果物や野菜をプラスしてみるのはいかがでしょう?
一日に食べる目安量としては、
●果物:両手の人差し指の先同士と親指の先同士をそれぞれ合わせた輪の中に入る量(ほどほど)
●野菜:両手1杯分の緑黄色野菜+両手2杯分のその他の野菜(たっぷり)
が理想的です。
食物繊維、ビタミン、ポリフェノールなど、生の野菜や果物に含まれている豊富な栄養素は、どれも心の健康や脳にもとても大切なもの。
ぜひスーパーで季節の果物や野菜を手に取り、季節のおいしさを味わってみませんか…?
毎日の食事に果物や野菜をプラスして、ハッピーになりましょう☆
ストレスには、フレッシュな果物や野菜を!
参考文献:
・Ocean N, Howley P, Ensor J. Lettuce be happy: A longitudinal UK study on the
relationship between fruit and vegetable consumption and well-being. Soc Sci Med.2019 Feb;222:335-345. doi: 10.1016/j.socscimed.2018.12.017. Epub 2019 Jan 7.
・Mujcic R, J Oswald A. Evolution of Well-Being and Happiness After Increases in
Consumption of Fruit and Vegetables. Am J Public Health. 2016 Aug;106(8):1504-10.doi: 10.2105/AJPH.2016.303260.