いびきと仕事のパフォーマンスの関係

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「睡眠の時間を確保しているのに、朝起きたときに頭が重くすっきりしない」
「日中の眠気が強くて仕事の効率が低下してしまう」

このようなことで悩んでいることはありませんか。

これらに夜中の「いびき」が関係しているかもしれません。「いびきがうるさい!」「呼吸止まってるよ!」と指摘を受けたことがあるなら、より一層可能性が高まります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気をご存じでしょうか。

これは睡眠中に下の根元が喉の奥に落ち込み、気道を塞いでしまうことで、いびきをかいて呼吸が止まってしまう病気のことです。

睡眠中に呼吸が止まると、血液に含まれている酸素の濃度が低下し、脳に十分に酸素が供給されなくなります。その際、酸素を取り入れるため呼吸をしようと脳が覚醒することで、睡眠の質が低下し、睡眠不足を感じるようになります。

男性では約9%、女性では約4%の人がこの疾患をもっており、高齢者ではこの割合がより高くなることが報告されています。

低酸素状態が起こり心臓に負荷をかけるため、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの合併症を起こしやすくなるとも言われています。寿命にも影響するため、早めにチェックしたいものです。今はアプリ等で自分のおおまかな睡眠の状態を調べることができます。「自分の寝言を聞いてみようとセットしたら無呼吸が見つかった!」という人がいたとかいないとか…。

睡眠時無呼吸症候群の予防は、

●眠る姿勢を仰向けから横向きにする
●アルコールや睡眠薬、抗不安薬といった筋肉を緩める作用のある物質の使用を避ける
●肥満解消のため食生活の改善や運動に取り組む

といった、生活習慣の改善が大切です。また、高血圧や肥満などのより病気のリスクの高い人は専門的な医療機関を受診し、適切な治療に取り組むことが重要です。


睡眠時無呼吸症候群には有効な治療法があります。思い当たることがある人や、上記の指摘を受けたことがある人は、お近くの医療機関や専門医にご相談ください。

うぇるび丸
うぇるび丸

いびきは放置しないで!

もっと詳しく知りたい場合、こちらの記事をご覧ください。

●簡単なセルフチェックはこちらへ→睡眠時無呼吸症候群(SAS)チェック
●睡眠時無呼吸症候群の治療ができる医療機関の一覧→睡眠時無呼吸なおそう.com