あなたは、自分の睡眠に満足していますか?
必要な睡眠時間は人それぞれですが、日本人の平均は7.5時間くらいです。
私たちは人生の3分の1という長い時間を睡眠につかっていることになります。せっかくなので、「質の高い睡眠」をとりたいですよね。
●睡眠の大原則は「オン」と「オフ」の切り替え
私たちのカラダは「昼は元気に活動」し、「夜はリラックスして寝る」という緊張モードとリラックスモードの切り替えによって睡眠リズムをつくっています。(自律神経というのが、このオンとオフをつくっています。)
昼間:緊張モード
夜:リラックスモード
昼間の仕事のストレスやピリピリ・イライラとした緊張の感覚を引きずっていると、夜になってもなかなかリラックスできず、寝つきが悪い…そんな経験をしたことがある人も多いかもしれません。
また、「朝になっても眠気やだるさが抜けない」という場合にもこのオンとオフの切り替えがうまくできていないことがあります。
実は、私たちは、ちょっとした行動や環境の工夫で、自分でリラックスに導いたり、朝は自ら緊張モードになったりすることができます。
●「質の高い睡眠」に欠かせない2つの習慣
「質の高い睡眠」を取るには、オンとオフをきちんと切り替える習慣をつけて、睡眠リズムを作っていくことが大切です。オンとオフを切り替えるために必要なことは2つ。
●寝る前2時間は積極的にリラックスする
●朝起きたら太陽の光を浴びる
夜にしっかりリラックスモードになるため、寝る前2時間は仕事や激しい運動を控え、ゆったりと過ごせると良いですね。
また、日中に真っ暗なところですごしてしまったり、自宅にずっといたりすると夜に眠気がこないことはありませんか?
朝に太陽光を浴びると脳内でセロトニンという物質が分泌され、それが夜になるとメラトニンという睡眠ホルモンに変化しています。しっかり太陽の光を浴びることで、夜の睡眠の質が高くなるのです。
睡眠リズムは生活習慣なので、すぐに改善することは難しいかもしれません。しかし、続けていけば、かならず満足のいく「質の高い睡眠」が得られるようになります。小さなことからぜひ取り組んでみましょう。
質の高い睡眠には、「寝る前のリラックス」と「朝に太陽の光を浴びる」の2つが大切です!