嫌なことがあったとき、ひたすら鍋を磨いて、嫌な気分を解消する、という人がいます。
江國香織さんの「つめたいよるに」という本の中に「ねぎを刻む」という短編が収録されていて、孤独に包まれた主人公の女性が、ただひたすらネギを刻む描写が出てきます。
一心不乱に何かをすることには、気分をスッキリさせる何かがあるようです。
心理学の研究の中では、私たちの気分を変えるには、「楽しさ」もしくは「達成感」を感じられる行動をとることに効果があることがわかっています。
鍋磨きやネギ刻みは、「達成感」を感じられる行動の部類に入るのかもしれません。他にも、職場の作業机を片づける、靴を磨く、筋トレをする、少し凝った料理をつくる、ふとんを干す、掃除をする……など、どんな行動をとると達成感を感じられるかは人それぞれです。
壮大な達成感は必要ありません。
やり終えたあと、「よしよし」と自分が満足できるプチ達成感で十分です。
単純な作業でつまらない、と思うよりは「もくもくやっているぞ!」と思いながら、この瞬間に集中してみましょう。
あなたにとってのプチ達成感はどんな行動ですか?
うぇるび丸
スッキリしたいときは、モクモクと集中できるなにかに取り組んでプチ達成感を感じてみよう!どんなことでもオッケーだよ!