「よいこと日記」でポジティブメンタルヘルス

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布団に入る前の数分の時間を使って、その日のよかったことを書き出す習慣が、あなたの気分の改善や幸福度のアップに役立ちます。

ある研究では、毎日その日にあったよかったことを3つ書き出す「よいこと日記」を続けることのメンタルヘルスへの効果を調べました。これによると、その日のよかったことをその理由も含めて、3つ書き留め続けた人たちは、書き留めることをしなかった人たちに比べて、統計的に意味のある大きさで、幸福度の向上と抑うつ気分の低下がみられました。


「よいこと日記」の開始約1か月後から幸福度がアップし、うつうつとした気分は開始直後から改善がみられ、6か月後も効果が続いていました。

この結果から「よいこと日記」にはメンタルヘルスへのポジティブな効果が期待できそうです。もしご自身で試してみる場合は、手帳やノートなど日常的に使用するものに「その日あったよいことを3つ」書き出してみるとよいでしょう。

書く内容はどんな些細なことでも構いません

例えば「今朝の朝食はいつもよりおいしく感じた」とか「きれいに晴れていて気持ちがよかった」など、そうしたちょっとしたことで大丈夫です。夜眠る前などの少しの時間を使って、その日を振り返り「よかったな」と思えたことを3つ、理由を含めて書き出す習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

うぇるび丸
うぇるび丸

空が青くて気持ちいい、コーヒーが美味しい、職場で笑顔で挨拶できた!

参考文献:
・Seligman, M. E. P., Steen, T. A., Park, N., & Peterson, C. (2005) Positive psychology
progress: Empirical validation of interventions. American Psychologist, 60. 410-421.